今年の春頃、某ART MUSEUMの基本構想が終了しました。その際に検討した新しいART MUSEUMの空間の可能性を追求しました。
空間は、主に外部空間と内部空間で構成されますが、その間に中間領域(外的内部空間)があります。日本の家屋の「縁側」がこれに該当します。これらの3つの空間を効果的に利用し、ARTの展示の新しい可能性を考えました。つまり、外部空間と内部空間の間に『外のような空間』を入れ、ここに新しい空間としての意味を持たせます。具体的な空間構成は様々なパターンが考えられますが、建物を単体から複合形態へとパターンを広げることにより、より魅力的なARTの展示空間をつくることができます。